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文芸学

文芸学で学ぶこと

文芸学とは、文字を通した表現活動を芸術の視点から研究する学問です。

文字で表現するものには、詩歌・小説・戯曲などの文学作品が含まれますので、学ぶ内容や研究内容は、その作品が生まれた背景や作品分析など、日本文学や外国文学と重なる部分も多くあります。しかし文芸学では、言葉や文字によって「何を表現するか(したか)」「いかに表現するか(したか)」という“表現”に重点がおかれ、その作品が鑑賞者に働きかける感性にも注目するのが特徴です。また、文学作品だけでなく、文芸評論やジャーナリズムなど広い範囲の言語表現が研究対象となり、広告や漫画、雑誌・新聞等の媒体も研究対象に含まれます。

文芸学科では、文芸作品の研究のほか、学生が作品の創作活動や作品評論を行うところも多くあります。また文芸学・文芸学科のスタッフには、日本文学者や外国文学者に加え、小説家、詩人、歌人、評論家、ジャーナリストなど、実際に文筆活動を行っている教員が多いのも特徴です。卒業論文を文芸作品の創作に代えている学部・学科もみられます。

学部・学科選びのヒント

文芸学科や「文芸」がつく学科を設置している大学は多くありません。文芸学は、大学によって人文学系学部の日本文学・国文学や外国文学と関連する学科で学べる場合と、芸術系学部で学べる場合があります。また大学により研究、創作、鑑賞と、学ぶ比重が異なりますので、カリキュラムをよく検討して選ぶとよいでしょう。

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