編入のメリットと注意点

大学生や社会人にもチャンスが増えた「編入」
一昔前までは編入は、短期大学生や高等専門学校生が利用する特別な制度というイメージがありました。しかし平成10年度から始まった専門学校生の受け入れや、大学側の生き残りをかけた編入枠の確保などにより、編入は以前よりかなり一般的になりました。最近では大学生が在学中に学部を変更したり、違う大学に移るために編入を利用することも増えつつあります。また大卒後、数年を経た社会人の受け入れ先も増えています。もっと深く学びたい、専門分野を変更したいなど、多様な要望に応えるのが今の編入の姿です。
 
人生のリベンジ、リセット、リスタートができる「編入」
編入には様々なメリットがあります。たとえば編入試験は、志望する専門分野にかかわる内容が中心なので、試験勉強が入学後の勉強に直結し、無駄がありません。
高校生を対象とした一般入試とは試験内容も合否の判断基準も違うため、高校生のとき挑戦しても不合格だったような大学に編入できるかもしれません。また短期大学や専門学校での就職活動や、その後の社会人生活で学歴の必要性を感じた人にとって、編入は2年間で学士号を取得できる貴重な機会ととらえることもできます。
 
目的意識があいまいだと試験勉強も入学後も苦労する
編入試験は専門分野にかかわることが多いだけに、本当に学びたいことでないと勉強がはかどりません。中途半端な気持ちでは合格は難しいでしょう。入学後に目を移すと、すでにある程度固まっている人間関係に飛び込むことになり、そこに馴染むには多少時間が必要です。しかし新しい友達は財産となり、大きな自信につながるでしょう。
就職の時、編入経験者は強い目的意識をもって行動できる人として評価されることが多いようです。逆に曖昧な理由で編入すると、ここでも追及されてしまいます。いずれにせよ、きちんとした目的や動機があれば、大きな問題はないでしょう。