そもそも編入って何

学士取得や進路変更の活路となる「編入」
編入とは主に短期大学や高等専門学校、専門学校を卒業(または卒業見込)した人が、出身校での取得単位を認められて、四年制大学の3年次(または2年次)に入学する制度です。 今までの学生生活を生かして、通常4年のところを2年または3年での卒業をめざせるため、キャリアアップや進路変更を考えている人にはもってこいの制度です。必要な単位を取得していれば大学を中退した人でも受験資格が認められ、卒業をめざして再チャレンジできます。 大学への編入学に関する法令上の該当要件は下段、関連情報をご参照ください。 大学編入の図
 
私大の実施率が増えるなか平成27年度の編入学者は8,659人

平成27年度学校基本調査」(平成27年12月発表)によると、大学(学部)に編入学した人は8,659人となっています。内訳をみると、短期大学からの編入学者は4,435人、高等専門学校からの編入学者は2,466人、専門学校(専修学校専門課程)からの編入学者は1,758人となっています。

大学(学部)編入学者の推移(データ:「学校基本調査」文部科学省)
年度 合計 内訳
短期大学 高等専門学校 専門学校
平成27年度 8,659 4,435 2,466 1,758
平成26年度 8,921 4,773 2,592 1,556
平成25年度 9,245 5,064 2,532 1,649
平成24年度 9,797 5,450 2,523 1,824
平成23年度 10,585 5,839 2,769 1,977
平成22年度 11,837 6,714 2,898 2,225
平成21年度 12,549 7,062 2,977 2,510
平成20年度 13,249 7,701 2,911 2,637
 
図
 
編入学実績を公開する学校の事例
青山学院大学女子短期大学(4年制大学編入学進路実績のホームページを見る)
 ・旭川工業高等専門学校(4年制大学編入学進路実績のホームページを見る)
 ・石川工業高等専門学校(進学情報のホームページを見る)
・ 神田外語学院(卒業生の進路/就職、編入学、留学のホームページを見る)
 
募集頻度と受験資格の枠組みを知っておこう
編入試験は、定員割れを起こしたときだけ不定期に「欠員募集」を行う大学と、正規に編入定員を設定している「定員設置大学」があります。定員設置大学は、国立・私立ともに増加傾向にあり、編入希望者にとってチャンスが増えています。 募集の種類は、前述の受験資格者全般を対象とした「一般編入」、社会人を対象にした「社会人編入」、短大・高専・専門学校の推薦を得た人を対象にした「公募推薦編入」などがあります。また多くは3年次からの受け入れですが、2年次から受け入れる2年次編入や4年次編入を実施している学部学科もあります。 大学編入受験資格の枠組み
 
 
認定される単位数が、編入後の履修計画に影響
単位認定とは出身校で取得した単位が、編入先の単位として認められることです。3年次編入の場合、出身学科にかかわらず60単位前後を認定するケースが一般的です。一方、学校独自の観点で一人ずつ検討して決めることもあります。仮に30単位しか認定されなかったら、3年次に編入しても卒業までに3年かかる可能性も出てきます。一般的に認定されやすい単位は語学や一般教養科目、専門科目の基礎系です。2単位の科目や専門科目の発展系は認めない大学が多いようです。 進学指導の先生に尋ねよう
 
   
ワンポイントコラム
ややこしい転籍・転部・転科・学士入学は「編入」とどう違う?
同じ大学内で学部・学科を移動することを転部・転科といいます。夜間部から昼間部への移動も転部です。通信教育部から通学部への移動は転籍といい、転部・転籍を内部編入と呼ぶ大学もあります。また学士の称号を持つ大学卒業者(相当資格者や見込みを含む)を対象に、 3年次への編入試験を行うことを学士編入といいます。いずれも募集は公表されないことが多く、情報収集が不可欠です。試験は編入試験と一緒の場合が多いのですが、中には一部試験の免除など、特別措置をとる場合もあります。